セックスワーカー・フレンドリーな診療所を訪問してきた
2025.03.27
今回、SWASHメンバーは、2024年8月にできたHIV・性感染症診療が専門の「たによんスタートクリニック」を訪問してきました!

診療所が入るビル。平日19:30まで受付してます。
2025 年1月29日19時過ぎ、大阪メトロ「谷町四丁目駅」を出ると、あたりはすっかり夜になっていました。7(または8)番出口から数分歩くと、診療所の看板が見えてきます。

薬剤師さんに薬をもらうだけでなく、相談もできる個室スペース。
最初に案内してもらったのは診察室…ではなく、その上の階にある院内薬局と隣接する個室スペースでした。2Fで診察、そのまま3Fに上がって院内処方、しかもHIV・性感染症に詳しい薬剤師さんに個室で相談できる。面倒な移動や手続きがなく、プライバシーにも配慮されていて、セックスワーカーにとっても優しい作りになっていると思いました。

HIV 診療が専門の白阪医師(左)と、HIV感染症に関する認定資格を持つ中川看護師(右)
次に案内してもらったのは、2Fにある診察室です。なお、新規開院したばかりの診療所なので、どこもピカピカで清潔感にあふれていたし、超音波式の体重計など最新機器も導入されていました。個人的にツボだったのは、待合時に嬉しいフリーWIFIや充電ポートまであったところ。

顕微鏡で観察した検体の画像を解説してくれている院長の古林医師
そして、この診療所の大きな特徴は、医師も看護師も薬剤師もHIV・性感染症診療のエキスパートがそろっていたり、必要に応じた病院との密接な連携体制を整えたりしているところ。また、性感染症の治療では、顕微鏡による検体観察などを通して、患者の状況に合わせたオーダーメイドの治療も行っているとのこと。

受付で撮影した記念写真。左から、中川看護師、白阪医師、
りりぃ(SWASH)、古林医師、げいまきまき(SWASH)、迫田薬剤師。
「たによんスタートクリニック」の院長である古林医師は、性風俗店が多く集まる大阪市北区で長年診療所を開業し、セックスワーカーに対する性感染症の予防啓発と診療にも尽力されてきた方です。また、今回の訪問についてお声がけ頂いた白阪医師をはじめ、中川看護師や迫田薬剤師もセックスワーカー・フレンドリーなので、「その仕事辞められないの?」なんてお説教するようなことはないし、HIV・性感染症診療の知識や経験も豊富で安心して頼ることができます。
これから先、こうした診療所が増えていくと、いろんな地域で働くセックスワーカーの健康増進にとって非常に有益だと思いました。今回の訪問にご協力頂いた「たによんスタートクリニック」のみなさま、どうもありがとうございました。
※「たによんスタートクリニック」のホームページ:https://taniyon-sc.jp/