そもそもAVってなに!? 同人AVや個撮って本当に危険なの?
2023.01.31
AVとは「アダルトビデオ」の略語のこと
普段から何気なく使っている「AV」という言葉。当たり前のように日常に定着していますが、実はこれ「アダルトビデオ」の略語なんですよね。
「そんなの知ってるよ!!」と思われるかもしれませんが、よく考えてみてください。「アダルトビデオ」って、もう日常にはないんです。
お店に並んでいるのはDVDで、ネットに配信されているのは動画です。つまり、本来AVではないものを、私たちはAVと呼んでいるのです。
アダルトビデオが生まれた当時、ピンク映画や日活ロマンポルノという成人向けの映画作品がありました。それらとは制作や流通が異なり、アダルトビデオは独自の発展をしてきました。
現在では、ビデオデッキにVHSを差し込んで見るというスタイルはなくなり、DVDやオンラインで鑑賞することが大半です。
また、スマホなどのデバイスやインターネットの進化により、個人が性行為を撮影し、それを配信してお金を稼ぐこともできるようになりました。
では、2023年現在、AVとはどのような作品を指すのでしょうか。また、AVのような成人向けの娯楽作品は他にどのようなものがあるのでしょうか。
無修正アダルト動画
海外のサイトから配信される動画です。日本では、性器をモザイク処理されていない映像は「公然わいせつ」になり、この無修正アダルト動画を、日本で撮影して配信することは犯罪となります。
日本人が、アメリカなどの性器の露出が許されている国に行き、その国のルールで撮影して配信するのであれば犯罪ではありません。日本人が海外に進出して活躍しているポルノスターに、元AV女優のMARICA HASEさんがいます。
個撮アダルト動画
個撮、個人撮影と呼ばれているアダルト動画もあります。これは、個人が趣味や商売目的で、SNSや掲示板などを通して出演を希望する女性と知り合い、撮影をしています。
見知らぬ個人同士が匿名で知り合って性行為を行うため、「いきなり過激なSM行為をされ、ケガをした」「避妊に失敗して妊娠したが、相手と連絡が取れない」と出演者が被害にあう他、「女性にグルがいて美人局にあった」と撮影者側が被害にあうケースもあります。このように犯罪やトラブルに巻き込まれることもあります。
同人AV
同人サークルと言われる個人や事業者が、コスプレなど好きなジャンルの作品を作っているのが同人AVです。趣味と仕事をミックスしたような形態だといえるでしょう。
強要したりや騙したりせずに、良心的にモノづくりをしている個人や事業者が大半ではありますが、事業者団体がないため、遵法であることを対外的に示せる環境が整っていません。現状、遵法に運営しているかどうかは、プラットフォーム側が確認するのみとなっています(現在、善良に活動する一部の同人AVの制作者たちが、遵法に制作していることを示せるような団体を立ち上げようとする動きがあります)。
そのため、プラットフォームが善良に運営しているかどうかによっても作品の内容が変わります。例えば、ルールが緩いプラットフォームではモザイク処理を、いわゆる「うす消し」と呼ばれるギリギリにして配信する人もいます。
同人サークルと言われる個人や事業者が、コスプレなど好きなジャンルの作品を作っているのが同人AVです。趣味と仕事をミックスしたような形態だといえるでしょう。
強要したりや騙したりせずに、良心的にモノづくりをしている個人や事業者が大半ではありますが、事業者団体がないため、遵法であることを対外的に示せる環境が整っていません。現状、遵法に運営しているかどうかは、プラットフォーム側が確認するのみとなっています(現在、善良に活動する一部の同人AVの制作者たちが、遵法に制作していることを示せるような団体を立ち上げようとする動きがあります)。
そのため、プラットフォームが善良に運営しているかどうかによっても作品の内容が変わります。例えば、ルールが緩いプラットフォームではモザイク処理を、いわゆる「うす消し」と呼ばれるギリギリにして配信する人もいます。
その他のアダルト動画
彼氏などと撮った性行為映像が配信されてしまう「リベンジポルノ」や、パパ活のオプションで撮影をさせたところそれが配信されてしまった、レイプシーンを撮影されてそれが配信されてしまった、児童ポルノなどの性行為動画もあります。
いずれも犯罪です。
適正AV
日本で流通する約85%のシェアを占めるのが適正AVです。
FANZAやH-NEXTなどの大手配信プラットフォームで見られるのが、この適正AVです。
適正AVについての説明は「AV業界で働きたいなら「適正AV」が安全な理由とは!?」をご覧ください。
危険な撮影に巻き込まれないためにはどうすればいい?
AV、アダルト動画といっても様々なジャンルがあることがわかりました。出演するのであれば、内容やギャラに納得して契約し、その契約した報酬がしっかりと払われ、無修正のような犯罪作品の状態で配信されないことを約束してもらいたいものですよね。
自分の身を守るためには、どうしたら良いのでしょうか。
まずは、SNSから「撮影をしませんか? ギャラは〇〇円です」などと書いてある勧誘のDMがきたとしても、安易にその言葉を信じないことが大前提です。
また、撮影の仕事も掲示板やSNSで探すのではなく、求人サイトなどを利用して探すと良いでしょう。
また、求人サイトを見た後に、その求人を出している会社のHPもきちんとチェックして、本当にその会社があるのか、どんな会社なのかをチェックしておくと良いでしょう。
同人AVの場合でも、ネットで検索すれば、これまでに継続的に作品を作っているのなら、販売サイトで過去の作品などをチェックできるはずです。
現在は、インターネットで様々なことが調べられる時代です。会社名やメーカー名、監督名、作品のタイトルなどで調べてみましょう。宣伝用のブログやSNSなども見つかるかもしれません。そういうところに書いてあることから、実は無修正だった、薄消しだったということがわかることもあります。