安心して検討しよう受けよう「生活保護」

2022.03.30

長引くコロナ流行。フーゾク業界も打撃は大きいですよね。
他の仕事に就くにも他の仕事も競争率が高いし、求職活動してる間に1本つけるんじゃないかと出勤したらお茶だった・・・

最近の厳しい状況だと、ストレスから心も体も不調になってもおかしくありません。

そんな時はムリしないで。

生活保護を活用するのも自分への大切なケアです。

そこで！

セックスワーカー経験者で、生活保護受給者でもある2名と専門家の方にお話を伺いました。

今回、お話してくれるのは

• HKさん
  元セックスワーカー。精神状態に問題があった為、勧められ検討。
• ANさん
  学生兼セックスワーカーだった。精神状態良くないので生活保護を考えてた
• MYさん
  福祉政策、その中でも女性の貧困、貧困とジェンダーの関わりについて研究
  ※今回はアドバイザーとして

生活保護とは？

生活に困窮した方に対して住まいや生活、医療や介護など、必要最低限の費用を公的に支出する制度です。
いつでも・どこに住んでいても、
生活に困った理由に関係なく、自由に申請することができます。

申請について

生活保護を受けるにはもちろん基準があります。

1. 帯収入が地域毎に設定されている「最低生活費」より少ない
   「世帯」とは、同じ住居に一緒に生活していて「生計を一にしている」こと。
   友人宅への居候などは同じ住居に住んでいても「生計を一にしている」とはいえないので、同一世帯とは言えません。
2. 貯金等の資産などを活用しても生活できない
3. 働けない、働く場がない、働いていても稼ぎが最低生活費に満たない
4. 年金など、ほかの制度を使っても「最低生活費」に満たない
   ※外国籍の方の場合、在留資格によっては保護が「準用」されます。

生活保護制度では稼働能力を活用することが求められますので、働ける人には就労指導がされることがあります。

体験談

体験談①

申請する前に、生活保護のシステムや申請方法についてよく調べたよ。
水際作戦※1てのもあるし弁護士に同行してもらおうとか。親も生活まで養えるわけじゃないから世帯も分離したり。

※１申請を福祉事務所が受理しない、申請を諦めるように対応するなどで、違法

体験談②

私は当時、友人宅に住んでいたから家がないという状態。預金もなかったし
生活保護を検討して、制度について調べてから役所に行った。単身施設に入って、でもすぐ発熱したからいっぺんホテル隔離になって、落ち着いてからまた単身施設に

質問コーナー

Answer：
役所側からすれば申請で大事なのはその時の収入や資産状況なので、言っても受給には影響しないしリラクゼーション屋さんで働いていた等言い換えることもできるよ

Answer：
紹介された施設でしばらく過ごして一人暮らしが可能かをみる。それから家探しになったよ。因みに私が入ったのは個室だったけれど、施設によっては相部屋の場合も。施設の人は親切だし食事もあるから助かった。寮生活で定住先がない人も申請出来るからね。
※施設は地域によっても違いがあります。

Answer：
家族と連絡取りづらい、話したくないって状況もあるよね。扶養照会してほしくないって担当者に伝えるといいよ。そこがネックになってる人も多いから、特にコロナ以降改善が進んでいる事の一つだよ。

Answer：
水際作戦とか聞くと恐怖だよね。無料の法テラス等で弁護士や地域の支援団体の人に同行してもらえたら安心。専門家じゃなくても友達の同行もあり。同行者がいても1人でもボイスメモで録音しておくの大事。申請後の書類は説明受けながらだし、相手は専門家だから安心してね。